【観劇記録】『~シスター・アクト~』を見に行ってきた
みなさんこんにちは。
今月は『天使にラブソング~シスター・アクト~』を観劇してきました。
公式HPはこちら↓
東急シアターオーブにて11/5~11/29まで上演していました。
先月は観劇予定が白紙になってしまったので…今回は無事に行くことが出来て良かったです。しかも会場はアナスタシアと同じくまたシアターオーブでした!!
駅直結で建物も新しく綺麗だし、今後も何度も足を運ぶことになりそうです。
さて、今回観劇したシスターアクトですが、映画『天使にラブ・ソングを』が原作となっているミュージカルです。ご存じの方も多いのではないでしょうか?物語の内容は大きく変化していませんが、ミュージカル版の楽曲はアラン・メンケンによる完全オリジナルとなっています。
今回観劇したキャストの方々のご紹介もかねて簡単にあらすじを。(キャストの方々は私の観劇時のものになります)
クラブ歌手のデトリス(森公美子)はギャングのボスである愛人のカーティス(大澄賢也)が部下を銃殺する場面に遭遇したために、彼らに追われる身となってしまった。警察であり旧友であるエディ(廣瀬友祐)の配慮により修道院にシスターとして身を隠すことになるが、破天荒で大胆なデトリスはなかなかなじめずにいた。そんな中、修道院長(鳳蘭)からの勧めで聖歌隊に加入することになる。しかし聖歌隊の歌は聴くに堪えず…そんな彼女たちを歌手経験のあるデトリスは指揮者として特訓することになる。歌うことを通して他の修道女とも信頼関係を築きはじめたデトリスだったが、ギャング一味に居場所を知られてしまい、デロリスは修道院を去ることとなる…。
冒頭でも書きましたが、映画にもなっているこの作品。物語の流れは同じなのですが舞台版の楽曲はアラン・メンケンによって新しく書き下ろされています。
あの「OH〜マ〜リ〜ア!」で有名「Hail Holy Queen」ですが、舞台版だと「Raise your voice(さあ、声を出せ!)」になるかと思います。
この楽曲は本当に見ていて楽しかったです。一緒に歌って踊りたくなります。
まあ、カーテンコールで一緒に踊ろうタイムがあるんですけどね。なんと、それ用にペンライトもグッズで販売しています。
振り付け動画も出ているので観劇前に予習も出来ます。↓
https://youtu.be/A93WO1EdjJk?si=Q5UAB0itEhJYGjer
その他にはデトリスが歌う「Sster Act」なんかも印象的です。
一度、修道女を出たデトリス。華やかな格好に身を包み、以前の歌手としての生活を送ろうとしますが、なんだかしっくりこなくなってる。そこでやっぱり私の居場所は修道院、聖歌隊だ!シスターとして戻ろう!という決意として歌われる楽曲です。
とまあ、舞台版の楽曲色々とあるのですが、その中で私が個人的に大好きなのが見習い修道女であるシスター・メアリー・ロバート(梅田彩佳)が歌う「The life I never led(私が生きてこなかった人生)」です。
歌っているメアリーは主人公でもなく、歌詞を見ると恋愛の歌?と思いがちですが、私はこの楽曲こそシスターアクト全編を通して観客に訴えたいメッセージが詰まっている、いわゆるメインテーマだと感じました。
この楽曲はデトリスが修道院に身を潜めていることがギャングにバレてしまい、このままでは他の修道女が危険に晒されると判断したデトリスが修道院を出て行く場面でメアリーによって歌われます。
メアリーはデトリスからプレゼントされたパープルのロングブーツを抱えて歌います。
修道院の中でずっと過ごしていたメアリーにとってデトリスは存在そのものが刺激的でした。
今までダメだと思っていた事、はしゃいだり騒いだり、ミサ曲をノリノリで歌ったり…今まではタブーだと捉えていた世界、でもそういう楽しさも人生には必要なんだということを気付かせてくれたのがデトリスでした。
メアリーが歌ってはいますが、この"気付かせてくれた"という点についてはデトリス側にも当てはめる事が出来るのではないかと思いました。
当初は修道院?シスター?私には絶対無理!!と隠れるためだけにイヤイヤ修道女として過ごしていたデトリスも聖歌隊の活動を通して新しい居場所に気づきます。他の修道女との仲間意識も生まれていきます。
このように意外な環境が自分の居場所としてしっくりきたり、今まであまり関心がなかった物事もふと目を向けてみると自分が輝ける場所だったり…思わぬ所に出会いは転がってることを私たちに教えてくれる、そんな楽曲だと感じました。
アンコールでメアリーがパープルのブーツを穿いて歌って踊っている姿には胸に来るものがあります。
私たちの日常は朝起きて、学校や仕事に行って、帰ってきて、寝て、また朝起きて…と、どうしても機械的なものになりがちです。
でも見方を変えてみるとそんな繰り返しの日常の中にも、もっと自分が自分らしく生きることが出来るキッカケやヒントが潜んでいるのかもしれません。
それに気が付くことが出来るか出来ないか…難しいですね…。
必要なのは子供心なんでしょうか?素直さなのでしょうか?
今までの当たり前が実は当たり前じゃないかもしれない…そんなことを考えながら観劇していました。
余韻が覚めないうちに映画版2でもまた見ようかなと思っています!
今回あんまり中身に触れられませんでしたがこの辺で終わろうと思います。
というか、アナスタシア気合い入れて書きすぎました!(こっそり編集されていたら察して下さい…)
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました!